里山れんこんの四季

4月 れんこんの種植え

4月、気温が15度ぐらいになったら種植えが始まります。

種芋用としてとっておいた里山れんこんを、芽を折らないように丁寧に掘り、全体に植えます。

5月~7月 その後、れんこんはどんどん成長していきます。

まずは浮き場が出て、

次に立ち葉が出て、

上にも、分決して横にも、どんどん伸びていきます。

田んぼは草がたくさん生えてくるので、畦の草刈りと田んぼの中の草取り作業をします。

あと蓮の芽が畦の外に伸びていってしまわないように、芽回しと言って延びていく芽を田んぼの中に向ける作業もします。

8月 蓮の花が咲き、種になります

7月、8月と、どんどん蓮の葉が密集してきて、高く成長してきて、つぼみができて花が咲きます。

蓮田の見学にいらっしゃるなら是非8月にいらしてください!といつも言っています。とってもきれいで、毎年感動します!!

8月後半から9月ごろ、ついにれんこんの収穫が始まります

里山れんこん 収穫

湧き水が豊富で1年中水がなくなることのない里山れんこんは水圧で掘っていきます

 

9月の初旬ぐらいまでのレンコンは「新レンコン」と呼ばれ、色が透き通っていてとてもみずみずしくてシャキシャキです。

 

9月~11月頃の里山れんこんは、真っ白ではなく、表面が赤茶色になっている部分が多いです。これはレンコンが出荷直前まで息をしていた、新鮮な証拠です。

れんこんが葉から養分を吸収している間はこの茶しぶが表面につくのですが、たわしでこすったらすぐとれ、その下は真っ白です。

れんこん農家さんの多くは、見た目をよくするために収穫する2週間ほど前に茎を刈る「シブ抜き」という作業をします。

そうすることで蓮根は息ができなくなり、養分を吸収できないのでこの表面の茶色いシブは無くなり、真っ白な綺麗な蓮根になります。

里山れんこんは10月頃から葉が枯れはじめます。

そして自然と12月頃には表面の茶色いシブは抜けていきます。

10月 蓮の葉は枯れてきます

10月、蓮の葉は枯れてきて、レンコンは甘みがのってきます。

12月、すべての葉が枯れて、レンコンは冬眠の時期。熟成して甘みも増していくように思います。

12月、すべての葉が枯れて、レンコンは冬眠の時期。熟成して甘み、うまみも増していくように思います。

1月 蓮の葉はすっかり枯れています

1月、朝の気温は-6度になることもあり、朝の田んぼは氷が張る日も多いです。

れんこんが掘り終わったら来季の準備。

新しい田んぼの開墾、道や畦の整備などをしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です