里山れんこんの特徴

無肥料・無農薬の自然栽培
谷津田を開墾して湧き水を利用
生物多様性を大切にしています。

無農薬・無肥料の自然栽培

『里山れんこん』は、農薬や肥料、除草剤など一切使用しない自然栽培でレンコンを育てています
それは以前、ナチュラルハーモニーの代表の河名秀郎さんの「自然栽培の野菜は腐らない」というお話を聞いたことがきっかけでした。 その後、食事療法をしている医療機関のキッチンで働く友達に「食事療法で使う野菜は無農薬・無肥料の野菜のみ」という話を聞き、さらに興味がわきました。
その後、自分でも育ててみたい!と思い自然農を実践している学校に行き、無農薬・無肥料で米と野菜を作り、そのおいしさに驚きました。
肥料を与えた野菜に比べて育つまでの時間がかかる、その土地にあった野菜しか育たない、ということが分かりました。
ただそれは当たり前のことで、逆に肥料を与えることで成長を無理に早めたりするのはとても不自然なことのように思いました。

  • 肥料を与えることで過保護に育ててしまい、自分で必要な栄養を土深くから吸い上げる力がなくなるのではないか?
  • 土深くから自分に必要なものを吸い上げることで根は強く張り、虫などの害虫にも負けない強い作物が育つのではないか?
  • 肥料を与えることで、本来の土のバランスが崩れ、そのバランスを補うように虫が大量発生したりするのではないか?
  • 虫が来たとしてもそれを食べる虫がまた来て、そしてその虫たちの糞が肥料となり、植物は育ち…そうやって地球は循環していると思う。
  • その場だけで「害虫だ!」と言ってすぐに農薬をかけて殺してしまっては、他の虫も来てくれない。さらにその害虫が天敵だった虫が今度は大量発生するかもしれない。目先だけの出来事ではなく、その先のさらにその先までみて判断する必要がある。一時は農薬をかけることで解決したとしても、本当にそれでよかったのか?
    本当は害虫も益虫もなく、いろんな虫が来てそこで命の循環が行われることで植物に必要な栄養が整い、総合的に見ていろんなことが実は一番うまくいくのではないだろうか?

 以上のような思いから私は無肥料・無農薬を貫こう! と心に強く思いました。
『里山れんこん』の蓮根たちはたくさんの生き物たちのとても良い『気』をもらって、無肥料でも元気に育っています。

谷津田を開墾して湧き水を利用

里山は自然と人間が共存している場所。
山の木や竹は間伐をすることで日当たりがよくなり、下草も生え、地力を強くします。人間は間伐をし、その木を薪にしたり、生活の中で使ったりします。落ち葉は肥沃な土地を作り、畑では野菜が、山では果実がよく育ちます。 里山に降った雨は谷に流れ、谷津が成形され、湧き水となり、その水を使って稲やレンコンを育てます。
水場には水生植物が生え、そこにはメダカやオタマジャクシ、ゲンゴロウ、蛍など、水場で生きる生き物が住みつき、それらを食べる鳥が来て、たくさんの命の循環があります。

そんな素晴らしい里山ですが、今は人の手が入らなくなり、山は荒れ、土砂崩れが起きやすい危険な土地になっていたりします。大型機械が入れない為使われなくなってしまった谷津は荒れてしまい、水脈は埋まってしまっているところも多くあります。

そんな場所を復活させたくて、開墾からスタートすることにしました。
水の豊富な谷津田にレンコンはピッタリな作物です!
『里山れんこん』の田んぼは長年使われていなかった場所なので人工的な肥料分もなくなっていて、周りは山に囲まれて何もない場所なので隣の田んぼの農薬や除草剤が飛んでくる心配もありません。安心して無肥料・無農薬で育てられる環境です。

2018年7月頃、開墾前のgooglemapの写真(右)(下)と、2019年6月の開墾後にドローンで全体を撮った写真(左)(上)です。 その下は開墾の様子です。
4~5mほどあるシノ藪をひたすら草刈り機で刈り、水が多くて膝まで埋まってしまうような場所は、冬の氷が張っているときに草刈りをしました。
田んぼの高さを合せて整地し、水脈を探してそこから田んぼに水が流れるように工夫しました。

佐倉市小篠塚の蓮田2019年6月
佐倉市小篠塚2018年7月googlemap
蓮根田んぼにするためのしの藪刈
佐倉市小篠塚2018年7月googlemap
蓮田整地

安心・安全・新鮮、 美味しさへのこだわり

肥料を与えて無理に大きくせず、自然のままに自然なスピードで、農薬等も一切使用していない『里山れんこん』は、安心安全はもちろん、蓮根そのものの自然なおいしさを味わうことができます。

ご注文を受けてから収穫、すぐに発送いたしますので、掘りたて、新鮮です。

『里山れんこん』は柔さも特徴です。
蓮根は皮や節は食べない方が多いですが、皮や節、芽の部分には普通食べられている胴の部分の何倍も栄養があります。
『里山れんこん』は柔らかいので皮ごと食べられます。
よく洗って、ぜひ皮ごと食べてください。
節も小さく刻んだりしてお召し上がりください。すりおろしてお味噌汁に入れるのもおすすめです。
芽の部分は特に柔らかく、新鮮なうちは刺身でも食べられます^^

生物多様性を大切にしています。

『里山れんこん』が育つ谷津田は湧き水が豊富な場所で、年中水があります。
そこにはメダカやホタル、オタマジャクシ、アメンボ、オケラやゲンゴロウなど、水の中で生きる様々な生き物がいます。
多種多様な生き物がいる環境を大切にしながら蓮根を育てたくて、水を抜くことはせず、収穫も水堀りです。
『里山れんこん』はたくさんの生き物がいる環境の中で、いきいきと育っています♪