里山れんこんを支える仲間たち

里山れんこんは、代表の竜田藍子が「肥料や農薬を一切使わずに、お野菜やお米を育ててみたい」と思い、湧き水のある、長く使われていなかった田んぼを探すところから始まりました。

そして出会ったのが、今の里山れんこんがあるこの土地と、大野さん、そしてこの土地の地主さんでした。

30〜50年ほど使われていなかった谷津田。
人の手が入らなくなり、山に戻りかけていたその場所を、もう一度田んぼとしてよみがえらせるところから、里山れんこんの歩みは始まりました。

道もなく、田んぼの境界も分からず、大きな木が生え、どこから手をつけたらよいか分からないような場所。
それでも、この土地の水と土に大きな可能性を感じ、一つひとつ手を入れながら、少しずつ今の里山れんこんの形ができていきました。

里山れんこんは、竜田藍子ひとりでつくってきた場所ではありません。
この土地を貸してくださった地主さん、開墾を支えてくれた大野さん、家族、仲間たち、れんこん部のみんな、そしてこの場所に集まる生きものたち。

たくさんの存在に支えられながら、里山れんこんは少しずつ育ってきました。

このページでは、そんな里山れんこんを支えてくれている大切な仲間たちをご紹介します。

れんこん部とは

れんこん部は、里山れんこんを支える仲間たちの集まりです。

れんこんを掘る人、洗う人、根を取る人、選別や出荷をする人、加工をする人、イベントを手伝う人、みんなのごはんを作る人。
それぞれの関わり方で、里山れんこんの一年を支えています。

田んぼや畑を整え、自分たちの食べるものを育てながら、自然の中で働く喜びや、手を動かすことの大切さを感じられる場所を目指しています。

れんこん部が大切にしていること

  • 自然の中で、気持ちよく働くこと
  • 目の前の仕事に丁寧に向き合うこと
  • それぞれの得意なことを活かすこと
  • 一生懸命働いたあとの食事を大切にすること
  • 里山の営みを、仲間と一緒に支えていくこと

スタッフ紹介

竜田藍子

竜田藍子の写真

株式会社里山れんこん代表。
千葉県佐倉市の谷津田で、農薬・肥料・除草剤を使わない自然栽培でれんこんを育てています。

自然栽培を始めたきっかけは、無肥料・無農薬で育つ野菜の力や、自然が本来持っている働きに深く惹かれたことでした。
また、もともと海が好きだったこともあり、いつかは海や自然を守る側の仕事がしたいという思いがありました。

30年以上耕作されていなかった谷津田を少しずつひらき、水や土、生きものたちの力を借りながら、里山れんこんを育ててきました。

最初は刈払機も使ったことがありませんでしたが、大野さんに教わりながら、今ではチェーンソー、ユンボ、ダンプも扱えるようになりました。
土木作業や大工仕事も大好きで、自然の中で体を動かしながら、この場所を少しずつつくっていくことに大きな喜びを感じています。

里山れんこんを育てることは、ただ野菜をつくることではなく、水や土、生きもの、人とのつながりを育てることでもあると感じています。

れんこん部は、そんな里山の営みを一緒につくってくれる大切な仲間たちです。
働くこと、食べること、自然の中で過ごすこと。
その一つひとつを大切にしながら、この場所を少しずつ育てています。

大野さん

大野さんの写真

里山れんこんの開墾を、最初の頃から支えてくれている大切な存在です。

田んぼの境界も分からず、道もなく、大きな木が生え、山に戻りかけていたような場所。
その土地を前に、どうやって田んぼにしていけばよいのか分からなかった時に、重機を使って道をつくり、田んぼを整え、里山れんこんの土台を一緒につくってくれたのが大野さんでした。

長年、発掘調査の現場でユンボを扱ってきた、まさにプロ中のプロ。
藍子にとっては、ユンボ、土木作業、大工仕事、田んぼづくりの師匠でもあります。

ユンボはもちろん、大工仕事、土木作業、道づくり、田んぼのデザインまで、何でもできてしまう人。
現場を見る力、長年の経験、道具を扱う技術、そのどれもが里山れんこんには欠かせない力です。

一方で、おちゃめな一面もたくさんあり、みんなを笑わせてくれる存在でもあります。
ふだんは気さくで楽しい大野さんですが、実は本当にすごい人です。

最初の2か月は、朝から夕方までほとんど休みなく作業を続け、メインの田んぼをほぼ二人でつくり上げました。

始まってから5年ほど、れんこん部がまだ発足する前は、れんこんの洗いも大野さんが手伝ってくれていました。

現在も、必要な時には現場作業を手伝ってくれています。
時には厳しく、時には優しく、いつも本気で里山れんこんのことを考えてくれている、心強い仲間です。

塔筋佳代子

塔筋佳代子の写真

竜田藍子の母であり、里山れんこんを日々支えてくれている大切な存在です。

若い頃には、新婚旅行で訪れたインドネシアやマレーシアに惹かれ、その後1年ほど旅を続けていたこともあります。
その自由でおおらかな生き方は、今の里山れんこんの空気にもどこかつながっているように感じています。

「お金は必要なところに入ってくるんだから、心配しなくていい」
「幸運の女神には前髪しかない」
「終わったことを思ってもしょうがない。前向きなことだけ考えなさい」

そんな言葉を、いつも自信満々に伝えてくれました。

弱音を吐きたくなる時にも、母は立ち止まることより、前を向くことを教えてくれる人です。
弱音を吐きだしたい時には少し厳しく感じることもありますが、その言葉の奥には、いつも「大丈夫、進みなさい」という力強い励ましがありました。

必要以上に心配しすぎず、流れを信じること。
そして、ここぞという時には迷わず動くこと。
その大切さを、母から教わってきました。

根切りは今でも母の仕事。
れんこん部のみんなが少しずつ上手になり、母がいなくても安心して任せられるようになることが、今の目標のひとつです。

れんこんの出荷時期ではない時は、食事の準備や来てくださる方への気配りなど、見えないところで里山れんこんの営みを支えてくれています。

親子だからこそ意見がぶつかることもありますが、それもこの場所を大切に思う気持ちがあるからこそ。
暮らしの知恵と、前向きな力に支えられながら、里山れんこんは少しずつ育っています。

松原一敬さん

松原一敬さんの写真

伐採、木材調達、溶接、道具の修理、イベントなど、さまざまな場面で里山れんこんを支えてくれている仲間です。

発想が柔らかく、なんでも出てくるドラえもんのような存在。
「こうしたらもっと良くなるのではないか」という視点を持ち、里山れんこんに新しい風を運んでくれる存在です。

本業があるため、来られる時に開墾や整備を手伝ってくれています。
大きな木の伐採や運搬、現場の整備など、とても頼りになる存在です。

これから少しずつ、大野さんの技術や経験も受け継ぎながら、里山れんこんの未来を一緒につくっていってくれたらと思っています。

倉澤絵里さん

えりさんの写真

れんこん部で、れんこん掘りや根切り、洗いを担当しています。

援農の経験も豊富で、里山れんこんの畑も担当してくれています。

以前は薬剤師として働いていましたが、食の大切さや自然との関わりに関心を持つようになり、佐倉市内の有機農家さんでの援農をきっかけに、里山れんこんに関わるようになりました。

また、長年続けているタティングレースを、絹ミシン糸で制作しています。
現在はタティングレース作家として、神社や寺社への奉納、展示会やイベントなどで作品を展示販売しています。

れんこんを掘る中で、土の中で育つれんこんの姿や、地下茎でつながる命の形に、深い美しさを感じているそうです。

里山れんこんのれんこんを、たくさんの方に届けたいという思いで、日々の作業に関わってくれています。

まなみさん

まなみさんの写真

グラフィックデザインの仕事をしながら、れんこん部に関わってくれています。
屋号はBOTANICA。植物が大好きで、長年「蓮」を訪ねる旅を続けてきました。

2025年春、れんこん部に参加。
初めて里山れんこんに来た時、新れんこんから青い葉が伸びている姿を見て、とても感動したそうです。

れんこん部では、掘られたれんこんを洗い場まで運び、節から生える根や出荷できない部分を切り取る作業、洗う作業などを担当しています。

手を動かしながら、れんこんの形や部位を観察することも、この場所の楽しみのひとつ。
根の変化や、細い根にも節があることなど、れんこんの細やかな表情に日々出会っています。

長年、蓮を見て、撮って、訪ねてきたまなみさんにとって、里山れんこんは蓮に触れ、四季を通して関われる大切な場所になっています。

まなみさんのおすすめのれんこんの食べ方

まなみさんは料理も得意で、れんこん部のお昼ごはんを作ってくれることもあります。
どれも本当においしいので、ぜひご家庭でも作ってみてください。

れんこんみそ

れんこんみそ

味噌、酒、みりんを混ぜて、少しゆるめておきます。
れんこんと生姜をみじん切りにし、少量のごま油で蒸し炒めにします。
やわらかくなってきたら味噌だれを加え、ぽってりするまで混ぜたら完成です。
ご飯や豆腐にのせたり、おにぎりの具にしたり、焼いたお肉に添えてもおいしく召し上がれます。

れんこんドライカレー

れんこんドライカレー

れんこんときのこを粗みじん切りにします。
生姜とにんにくを炒めたところに加え、塩少々で蒸し焼きにします。
コリアンダー、クミン、ターメリック、カイエンペッパー、カレー粉などで味を整えたら完成です。
多めに作って冷凍しておくと、お弁当にも便利です。

猫たち

里山れんこんには、現在3匹の猫たちがいます。

自宅から車で一緒に出勤し、仕事終わりにはまた車で帰ります。 おかげで車の中は、いつも猫の毛が舞っています。

クーちゃん


他の2匹のお母さん。「私ここの子のなる」と子供のころに里山れんこんにやってきました。穏やかで優しい子です。
2026年現在 推定4歳

フー太郎


甘えん坊でビビり。なのに一番の食いしん坊。食べ物となればどこにいても飛んできます。おかげでデブ。
2023年4月11日生まれ 

よっちゃん


独立独歩。体は小さいけどたくましい。朝帰り多数。たまに雀の子?を捕まえてきてびっくりさせられる。
2023年4月11日生まれ 

自由気ままに過ごしながら、ときどき作業を見守ったり、みんなのそばにふらりと現れたり。 人も動物も、それぞれの命が自然の中で共にあることを感じさせてくれる、大切な存在です。

最後に

里山れんこんは、ただれんこんを育てる場所ではありません。

自然の中で働き、食べ、生きることを、仲間と一緒に味わう場所です。

れんこんを通して、里山の豊かさや、手を動かして働くことの気持ちよさ、みんなで食べるごはんのおいしさが伝わったら嬉しいです。

れんこん部に関心のある方は、募集要項もぜひご覧ください。

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